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詳しくは以下をご覧ください。
ウクレレのLow-G、High-Gって何?初心者はどちらで弾けばよい?
ウクレレをはじめると、まず耳にするのが「Low-G」や「High-G」という専門用語。
「Low-G」や「High-G」とは、ウクレレの弦のセッティングに関する用語で、
ウクレレを弾く際はどちらかにしなくてはいけないのですが、よくわからないという初心者も多いと思います。
今回は、「Low-G」や「High-G」がどのような特徴を持つものなのかについて解説するとともに、
どちらを選ぶべきなのかについてもお話ししたいと思います。
Low-G、High-Gとは?
Low-G、High-Gについて簡単に説明します。
冒頭でも述べた通り、これらの用語は弦のセッティングの種類を指すもので、
Low-GとHigh-Gとでは弦のチューニングが異なることと、それによって弾ける曲が変わってくるといった具合に覚えておくとわかりやすいと思います。
ウクレレのデフォルトのチューニングである「High-G」
ウクレレには4本の弦が張られています。
その4本の弦のうち、4弦目(ウクレレを持った状態で一番上にあたる弦)
を以下の譜面のようにチューニングした状態のことを、「High-G」と呼びます。
ウクレレでは、この「High-G」がデフォルトとなります。
なのでウクレレを買うと、
「High-G」にチューニングされていることが一般的です。
ちなみにこの「High-G」、他の楽器の経験がある方から見るとちょっと違和感があるかもしれません。
ピアノやギターなどの楽器では、
鍵盤や弦が低音から高音、高音から低音といった具合に、一方向へと順に並んでいます。
ですがウクレレの基本である「High-G」では、まず一番上の4弦に高音がきて、
次に3弦でガクッと音が下がり、2弦、1弦と順に音が上がっていくなど、凸凹なんですよね。
ですがこの高音域が最初に来るというウクレレならではの弦の並びが、
もっともウクレレの長所を生かすチューニングなんです。
特にハワイアンのような、
ウクレレのための音楽ともいえるような特徴あるジャンルは、High-Gによる演奏が適しています。
【High-Gのメリット】
・ウクレレらしい演奏がしやすい
・弦を変える必要がない
となると、「High-G」を選んでおけばよいのでは?と思われる方もおられるかもしれませんが、
そうだとも言い切れません。
ウクレレらしさを生かした演奏をしたいのなら「High-G」が向いていますが、
「High-G」には音域が狭いという欠点があります。
音域が狭いために、
弾けない・もしくは弾きにくい曲が出てくるんですよね。
特に最近のJ-POPは、
High-Gだと対応できないモノが多いです。
High-Gだと弾きたい曲が弾けない…。
そんな場合におすすめしたいのが、次で説明する「Low-G」です。
「Low-G」とは4弦を低くチューニングした状態のこと
先にご説明した「High-G」では、4本の弦のうち、4弦目(ウクレレを持った状態で一番上にあたる弦)
に高音がくるという特徴がありました。
それに対して4弦目を、
以下の譜面のように通常よりも1オクターブ低くチューニングした状態のことを、「Low-G」と呼びます。
もともとウクレレは出せる音域が狭い傾向にあり、弾く曲によっては対応しづらいことがあるのですが、
Low-Gにチューニングすると音域が広がるため、対応できる楽曲が増えます。
あとウクレレって、
どちらかというと音が高く軽快なイメージがありますよね。
それがウクレレの魅力であったりもするのですが、
音が軽快であるために、逆にどっしりとした雰囲気を出しづらいというデメリットもあります。
ですがLow-Gにすると低音域の音も出せるようになるため、重厚感のある演奏をしやすくなります。
【Low-Gのメリット】
・弾ける楽曲が増える
・重厚感のある演奏ができるようになる
なお、Low-Gにセッティングする場合は、Low-G用の弦に交換する必要があります。
通常は一番上の4弦目だけ
交換すればOKですが、他の弦との音のバランスが悪い場合は、他の弦も交換したほうが良いでしょう。
そういった手間が、初心者にとっては面倒に感じられるかもしれません。
Low-GとHigh-G 初心者はどちらを選ぶのが良い?
Low-GとHigh-G、いずれにも
それなりの長所・短所があるため、どちらを選ぶかで迷われる初心者は少なくないと思います。
で、実際にウクレレを弾いている人からみると、どちらが良いのか?
これを聞かれると困ってしまうのですが、
とりあえずはじめたばかりの初心者で迷われている方は、まずHigh-Gで弾いてみるとよいでしょう。
High-Gであれば、いきなり最初から弦を変えずに済みますし、まず弾いてみないことには自分の好みもHigh-Gの良さもわかりませんので、
まずはやってみることです。
ただし教室などへ習いに行く場合、その教室の方針によってはLow-Gで練習を行う場合もあり、
その場合は教室に合わせてLow-Gで…といった感じでしょうか。
そんな適当な。
と思われる方もおられるかもしれません。
ただ先にも述べたとおり、
High-GとLow-Gとでは弾ける曲のジャンルや数が違ってきます。
High-Gはウクレレらしい曲に向いている反面、音域の狭さより対応できる楽曲が少ないというデメリットがあります。
一方でLow-Gは弾ける曲の幅が広がる反面、
High-Gのようなウクレレらしい高音を生かした曲が弾きづらいというデメリットがあります。
Low-GとHigh-Gのどちらが良い悪いというよりは、
何を弾きたいかによって、あう・あわないがあると考えるとわかりやすいでしょうか。
なのでもしあなたが、ハワイアンやジャカソロといった軽さのあるジャンルの曲を中心に弾きたいのであれば、
High-Gが良いでしょう。
一方でウクレレらしさにこだわらず、J-POPなど多くの曲を弾きたい人はLow-Gを選ぶのが良いといえます。
どちらも弾きたい人は、
Low-Gにあわせたウクレレと、High-Gにあわせたウクレレの両方を持っておくとよいでしょう。
弾きたいと思ったときに、弾きたい曲を弾くことができます。
楽譜を買うときに注意しよう
ここまで、Low-GとHigh-Gについてご説明させていただきました。
最後に1点だけ、
ウクレレを独学しようという初心者の中には、市販の楽譜をネットで購入される方も少なくないと思います。
そんな場合に注意してほしいのが、その楽譜がLow-GとHigh-Gどちらに対応しているかという点。
市販本にはHigh-Gチューニング用の楽譜もあれば、Low-G用の楽譜もあります。
ネットで買う場合、
本の中身をきちんと見ることって難しいですよね。
なのでほとんどの場合、ページに書かれた説明を見て買うことになりますが、
製品によっては説明が不十分であるモノも少なくありません。
実際に買ってみてみないと、
Low-GであるかHigh-Gであるかがわからない本もあるのですよね。
なぜ、その説明を記載していないのかが謎ですが、間違って買ってしまうと人によっては「使えない」ことにもなりかねません。
楽譜を買う場合は、High、Lowどちらに対応しているのかという点にご注意ください。
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